少し前に、高校野球の特待生制度について、監督のアンケートなどをやったりするので、麻薬をやっている人に、薬のアンケートをやっているみたいだと、
少し辛口の論評をした。今度は、じゃあどのようにすべきかと、
いろんな人に意見を聞いて1学年何人までなどとの具体的な案が出てきている。
日本の野球のレベルを上げるには、特待生の候補者のような選手ばかりを集めてチーム編成することは大いに効果があると思う。
大体、春も夏も甲子園大会は地域の代表チームの、
「郷土の人たちの声援を背中に背負った大会」 であったはずである。
長い歴史を経て、いろんな背景もあって、そのコンセプトが少しずつ変わっているのは、理解できるのだが、
あくまでも「地域の代表」ということであって欲しいと思うのである。
特待生もいいが、その地域の出身でない選手を集めて、チームを編成するところに問題があるようにも思う。
それを止めたら地方は、本当に弱く勝てないことになってしまうであろうか?
今年の夏を制した、佐賀北は多分佐賀県の出身者で構成されていたのではないだろうか。
難しいかも知れないが、甲子園の大会は、あくまでも地域代表に徹して、日本の野球レベルの向上はサッカーのようにサテライトチームを造るとか、
別の実力NO1を決めるような大会を造るなど、新たな仕組みが出来ないのだろうか。
今、ちょっと素質のある選手が地方へ出かけてまで甲子園を目指すのは、甲子園にでることにより自分のプロへの売り込みの価値が上がることを目標にしているのではないかと思ったりする。
今のような、中途半端なコンセプトで大会を続ける限り、いい解決の方法などないと思う。
甲子園は、あくまでも各地を代表する高校生の純粋な、
その地域の人が本当に応援したくなるような大会であって欲しい。
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