いつから成人式などと言うものが出来たのだろうか。
実は、私にはその経験も覚えもないのである。
もう55年も前の話ではあるのだが、そんなものがあったとは覚えていないし、いつから大人になったというそんな自覚を持ったこともない。
成人式の祝辞など聞かなかったが、いつの間にか自然に大人になったような気がする
世界でこんなお祭りみたいなことをしている国があるのだろうか。
18歳で成人という国も多いと聞くが、更に2年も経っている日本の成人たちは、どうも子供じみているような気がしてならない。
自分にその経験がないので言うのではないが、
私は成人式はあまり好きではない。
自分の二人の子供たちの成人式に関心もなかったし、特に男の子にはそんな詰まらぬことに関心など持って欲しくなかった。
それも覚えていないが、息子は多分無関心であったと思っている。
綺麗な服を着て、式に出て形式的な祝辞を聞いて、初めて大人になった自覚を持つなどと言うのがおかしい。
ましてや、酒を飲んでそこらで暴れたりする子供が、成人などと言うこと自体ががおかしいのである。
成人式の会場の入り口に、飲酒検知器など置かぬとダメだというようなことは、なんと言ったらいいのか。言いようもない。
お祝いを述べている大人たちも、ホントに心底お祝いなどの気持など、あるのだろうか。
少々文句を言いすぎた嫌いがあるが、大人を通り越して老境に入ったものの戯言とお許し頂きたい。
実家に戻る前に立ち寄ったファミリーレストランには、地元に残った中学校の同級生達がタムロしており、地元を離れた僕としては、彼らが羨ましかった憶えがあります。
一人暮らしを始めて調子に乗って遊びまくってたんですけどね。地元で暮らしてる彼らが、何故だか無性に羨ましかった。
その後、大学を卒業した僕は、全国区の企業に就職して、転勤サーカスを続けています。
少し見方を変えると、成人式は、生まれ育った地域コミュニティへの帰属を促す最後のチャンスかも知れません。
壇上からの「おめでとう」だけではなくて、「ここで働けへんか?」とか「しばらく頑張ったら戻ってきぃや」などという商工会長さんなど、いてもいいと思うんですけどね。
ここ数年の成人式報道は、世代間の争いを煽り過ぎている気がします。彼らも、そして映像越しに批判している僕らも、実はおとなげないのではないかと感じます。