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円高の思い出

最近の円高が急激である。輸出産業を中心に打撃は大きく株価にも影響しているようである。

ずっと昔、1ドル360円であった円ドルレートは、この50年の間に100円までずっと円高を経験して現在に到っている。

円高と言う表現から「円が高くなってなぜ困るのだ」というのは、一般の自然な感覚であろう。
輸出立国で成長してきただけに輸出産業が影響を受けるのである。
逆に、輸入に関連するものは円高はプラスに影響する。
個人の海外旅行などでは円が強いのだから、大いにプラスなのである。

1円の円高でどのくらい利益に影響するのか?
トヨタは350億円営業利益が減少する。
これは桁違いだが、日立は8億円の減少、逆に日航は燃料などで20~25億円のプラスになると新聞に報じられている。



これは直接に担当してみないと、この影響の大きさは解らない。
カワサキの単車事業部も円高で振り回された思い出がある。

故大庭本部長が単車にこられて3年目の1985年、ようやく危機的状況から脱して、海外販社を含めてグループ全体が浮上したと思われた時期である。

この年の7月頃の損益見通しは、事業部単体で40億円ぐらい利益を245円のレートで見込んでいた。
この当時の1円の影響は約8億円、今の日立のレベルである。

これが9月には230円、11月には202円、年を越してからは200円を割り2月には190円、3月175円、4月には165円と止まるところを知らぬ極端な円高だったのである。

単純計算すると  8億*(245-165)=640億円であった。
今のトヨタの2倍に近いのだから、どんなものか想像がつくと思われる。

為替対策は、一般に為替予約や値上げやコスト削減などで対策するのだが、
こう一気に変動するとどうしようもなく、約半分の350億円あまりが当時の事業部の損失に計上されたことになった。

この経験は貴重であった。
従来の対策に加えて、『コストのドル化』など海外生産への工場移転など構造的対策など本格的な対策を経て、何年かかかって結果的には乗り切ったのである。


あの1985,6年から20年間の円高が65円ぐらいであるから、最近の円高も急激ではあろうが当時の過激さとは比較にはならないのである。

『半年で80円はホントに強烈であった。』

当時の大庭本部長以下、高橋、田崎さん(当時KMC)、直接の担当だった小川君(jyosinさん)、この時期その嵐のど真ん中にいて振り回された人たちとのあの頃の懐かしい思い出は忘れられない。


今思えば85年でよかった。
若しアレが3年ほど早い82年の単車の危機的状況に起こっていれば、
『カワサキ単車』はホントに消えていたかも知れない。

ある意味あの危機を支えたのは、3年間で立ち直っていた海外販社の力があったからで、為替の影響を販社とともに乗り切ったと言えるであろう。
同時に川重の為替の影響の少ない他事業部の力もあったのは勿論である。


当時企画を担当していたので、特に故大庭さんや当時の財務担当副社長の松本さんなどには本当にお世話になった。
苦しい頃の思い出のほうが懐かしいと言うがホントにそうである。
こんな経験をして、少々のことには驚かなくなってしまった。

今、3月末の期末決算をまじかに控えて、事業部はどんなことなのだろう。
円高は、輸出産業にとっては大変なことなのである。


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